2015年秋、初めてアメリカへ行きました。

場所は北カリフォルニア。サンフランシスコ周辺を８日間、買付の旅です。

店頭で『こちらはアメカジテイストの～』と説明する販売員は数多くいれど、路面店・ショッピングセンターのショップ店員すべてを含めて実際にアメリカへ行ったことがある販売員はどれくらいいるのか？販売員という名の伝達者は、言葉の重みが非常に大切である。
また、アメカジ好きなら貧乏旅行でもいいからアメリカへ行くべきだと常々思っていましたが、仕事・資金のタイミングでようやく訪れたチャンスが25歳のころ。

地方アパレルショップで勤めていた僕は退職後の僅かな休暇期間を機に、カリフォルニアへ行くことを決意。

が、ここで問題が発生。おかねが無い…。

生活費と毎月の洋服代で月々の給与は消えていっていたため、貯金など25歳のアパレル店員にあるわけがなく。

さて、どうしようかなと…。

こだわってカスタムした平成６年式SUZUKIジムニー(120万)と、そこそこのロードバイク(25万くらい)も全然乗っていなかったので売却。

生活のために貯金している場合じゃない。

見栄なんて背負ってる場合じゃない。

アメカジ業界に携わる上で、

リアリティのある説明をできる人になりたい。

熊本の街に貢献したい。

社会人としての野望を胸に抱え、

日本円をドル円に換えていざアメリカへ。

しょーもない見栄なんか捨ててよかった。

深夜にバイパスで止まった中古の車、ブームに乗っかって購入したロードバイクなんかより、アメリカの広大な景色の方が10000倍心に焼き付いています。

サーフィン・スケボー・自転車・車・バイク・スポーツetc...

アメリカには様々なカッコいい文化があり、それを目指して海を渡る人たちは今でもたくさんいます。

僕はアメリカの何に感動したか？

それは一般の方々のごく普通の暮らしっぷりでした。

道路で汗を流して建設工事をする若者

昼からピザ屋でビールを飲んでフットボールを応援するおじさん

セブンイレブンの愛想のない店員

はたまた、愛嬌のあるアンティークストアの店員

特別なようで特別でない光景。

雑誌で特集されるカッコいい文化とは裏腹の、
リアルな生活の光景がアメリカのイメージを
さらに大きく育んでくれました。

「見栄なんて張らなくたっていい。」

これが現地に足を運んで感じたこと、
そして今でも大切にしていることです。

僕はこれからもずっと
アメリカの景色・文化に憧れるだろうし、
何度も足を運ぶでしょう。

そして現地のリアルな暮らしや空気感を
熊本のDNAを継承したDARGO独自のフィルターにかけ、
皆さんの普段の生活にフィットしてくれる
アメリカンカジュアルウェアを提案したいんです。

さて、すごく大切にしていることがありながらも、

最近は空気感の伝達不足を反省したので、

Instagramでカリフォルニアの写真を集中的にUPしています。

仕事なんで商品写真の紹介も大切ですが、

ここはもう一度Instagramの原点に戻って

純粋に自分がイイと思った写真をひたすらポスト。

手前味噌の写真ばかりですが、

DARGOプロダクトの背景や
カリフォルニアの素晴らしい魅力に
少しでも多くのお客様に共感していただけると嬉しいです！

いやぁ～ 年の瀬ですね。

今までを無我夢中で振り返って、
今日のブログをひたすら打ち込んでいました。

12月も後半戦です。

年末までDARGOをどうぞよろしくお願いいたします。